光のもとでⅠ
 でも、今は効果があるかもしれないといわれている治療を受け、さらには厚生労働省にやっと認可されたという薬の服用も開始している。
 どのくらいでその薬の効果が出てくるのかはわからないし、どのくらいの分量を飲めば効果が出るのかも人によりけりだという。
 通常、一日に六百ミリグラムから処方されるところ、私は四百ミリグラムからスタートした。
 薬は毒――匙加減如何で薬にも毒にもなる。
 この薬は副作用がひどく出るということだった。
 症状としては平衡感覚の欠如や吐き気。
 ゆえに、薬が効きやすい体質の私は、通常より下回る服用量からスタートした。
 この薬に対する副作用は出なかったものの、この薬を補助するための薬の副作用が顕著に出た。
 横になっていても、何をしていても吐き気がひどく、ご飯を食べられる状態ではなくなった。
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