光のもとでⅠ
「だってっ、ツカサが来たところでいいことないものっ。どうせ、ツカサは私をその場から引き剥がそうとするだけで、女の子たちの言い分を聞くつもりはないのでしょうっ!? それじゃ意味がないものっ。私は会いにきてくれた人と話をしているだけっ。それ以上でもそれ以下でもないっ。もし、ツカサが来て、その女の子たちと話をしてくれるなら呼ぶ」
 じっとツカサの目を見ると、
「勝手にしろっ」
 と、不機嫌そうな顔で去っていった。
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