光のもとでⅠ
「飛鳥ちゃんのはさ、希和が言ったのには当てはまらないと思うの。だって一時的な感情の錯覚にしては長すぎる恋だもん」
 長すぎる恋……。
「それ、長すぎる春にして欲しい~……」
「うーん、切実だよね」
 と、香乃が苦笑い。
「だとしたら、飛鳥ちゃんがほかの男子を目に入れようとしているのはすごい進歩なんじゃない?」
 希和の言葉にまたドキリ。
 ほかの男子を目に入れる――私、海斗を諦める準備を始めているのかな?
 それは佐野を好きになろうとしてるってこと?
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