光のもとでⅠ
 いくら特別扱いの枠には入らないといわれても、特別扱いと言われない分量をこなせるくらいじゃないとだめ。
 人に文句を言われても、これだけのことをやっている、と言える自分にならないとだめ。
 ツカサは――みんなは、きっとそこまで見越してこの環境を整えてくれたのだ。
 ただ、ここで作業ができるだけではなく、それ以上のものを用意してくれた。
 だから、それに応えたい。
 応えることで、今を乗り越えることで何か自分が変われる気がした。
「だからさ……」
「っ……!?」
 突如聞こえた声に顔を上げると、ツカサが目の前に座っていてびっくりした。
「いい加減人が入ってきたことに気づける余裕くらい残しておけ」
 私を見ず、自分が持ってきたパソコンを立ち上げ始めるツカサを何事かと思ってしばらく見ていた。
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