光のもとでⅠ
家に入ってくると、美波さんが仕事部屋に顔を出した。
「お邪魔したわ」
「いらっしゃい。……あれ? 拓斗は?」
美波さんと一緒に入ってきたはずの拓斗がいなかった。
「あらやだ、寝室に行っちゃったのかしら!?」
ふたり慌てて寝室へ行くと、拓斗はベッドの上に上がりこんで翠葉ちゃんを覗き見ているようだった。
「タクっ」
小さな声で美波さんが声をかけると、拓斗はくるりとこちらに振り返る。
「ママ、本当に眠り姫っているんだね? でもね、キスしても目ぇ覚めないの。どうして?」
ちょっと待て……。今、キスって言った?
「……たっくん、ちょっとこっちに来ようか」
にこりと笑みを浮かべて拓斗を呼び寄せる。と、拓斗はベッドから下りてちょこちょこと俺の前までやってきた。
「秋斗お兄ちゃん、何?」
「お姫様は王子様のキスじゃないと目覚めないって知ってる?」
「知ってる! だって。僕幼稚舎で王子だったもん!」
そうきたか……。
「お邪魔したわ」
「いらっしゃい。……あれ? 拓斗は?」
美波さんと一緒に入ってきたはずの拓斗がいなかった。
「あらやだ、寝室に行っちゃったのかしら!?」
ふたり慌てて寝室へ行くと、拓斗はベッドの上に上がりこんで翠葉ちゃんを覗き見ているようだった。
「タクっ」
小さな声で美波さんが声をかけると、拓斗はくるりとこちらに振り返る。
「ママ、本当に眠り姫っているんだね? でもね、キスしても目ぇ覚めないの。どうして?」
ちょっと待て……。今、キスって言った?
「……たっくん、ちょっとこっちに来ようか」
にこりと笑みを浮かべて拓斗を呼び寄せる。と、拓斗はベッドから下りてちょこちょこと俺の前までやってきた。
「秋斗お兄ちゃん、何?」
「お姫様は王子様のキスじゃないと目覚めないって知ってる?」
「知ってる! だって。僕幼稚舎で王子だったもん!」
そうきたか……。