光のもとでⅠ
「武明くん、病院までお願いね」
「かしこまりました」
 私は車で病院まで送ってもらい、治療時間に遅れることはなかった。
 今日は相馬先生ではなく麻酔の治療、トリガーポイントブロックの日。
 手術階へ行くと、昇さんではなく久住先生と楓先生に迎えられた。
 どうやら昇さんは急な手術が入ったらしく、ついさっき手術を終えたばかりの久住先生が治療してくれることになったのだとか……。
 私は勘の鋭い昇さんに会わないで済むことにもほっとしていた。
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