光のもとでⅠ
「蒼樹、翠葉ちゃんは?」
「部屋で休んでます。少し疲れたみたいで……」
「唯はその付き添い?」
「はい。俺も残ろうとしたんですけど、兄妹代表で出て来いって言われちゃいました」
困り顔に笑みを添える表情が、翠と少し似ている。
今までそんなふうに思ったことはなかったけど、考えてみたら、この人が困った顔をするところをあまり見たことがなかっただけかもしれない。
「取り立てて、体調が悪いとかそういうことではないのよね?」
栞さんが心配そうに会話に加わると、
「はい。とくにどこが悪いとかそういうことではなくて、疲れただけみたいです。俺たちが部屋を出るときにはぐっすり眠ってましたから」
秋兄が取り出した携帯には、横になっていることがうかがえる数値が並んでいた。
「部屋で休んでます。少し疲れたみたいで……」
「唯はその付き添い?」
「はい。俺も残ろうとしたんですけど、兄妹代表で出て来いって言われちゃいました」
困り顔に笑みを添える表情が、翠と少し似ている。
今までそんなふうに思ったことはなかったけど、考えてみたら、この人が困った顔をするところをあまり見たことがなかっただけかもしれない。
「取り立てて、体調が悪いとかそういうことではないのよね?」
栞さんが心配そうに会話に加わると、
「はい。とくにどこが悪いとかそういうことではなくて、疲れただけみたいです。俺たちが部屋を出るときにはぐっすり眠ってましたから」
秋兄が取り出した携帯には、横になっていることがうかがえる数値が並んでいた。