光のもとでⅠ
 補習で補うといった救済措置はないのだそう。
 進級できないとわかると、たいていの生徒は転校してしまうらしい。
 藤宮の進級テストと比べたら、よその高校の編入試験のほうが簡単なのだとか……。
「なんか、やだな……。今からすごいプレッシャー……」
「翠葉なら大丈夫よ。で、この問題なんだけど……」
 と、私たちいつものメンバーもお弁当が食べ終われば教科書や参考書、テキストを広げていた。
 マンションに帰れば、湊先生の家でツカサと海斗くんと三人での勉強。
 たまに楓先生が来てくれて勉強を見てもらうこともあるけれど、たいていは個人個人で過去問を解く勉強法。
 テスト前の会食はテスト四日前から始まり、その日からはゲストルームのリビングで勉強を続けた。
 試験が近づくにつれ、皆が皆、呪文のように各々唱えるものがあり、その雰囲気たるやかなり怪しいものがあったと思う。
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