ホワイトタイガー
ふりほどかれてボコボコにされながらも、2人は私のいる寝室にたどり着いた。逃げようと横をすり抜けようとすると、男のこぶしが私の片目に入った。

それと同時に寸止めで止まる世界。

転げる私とその場にいる私。ころげる私には、ドクターマーチンの靴底が迫る。





ロシアンブルーの顔をした女(男)は顔を腫らして泣いている。

お父さんは、ベッドの下の絨毯の上で、尻をもちあげた正常位で肛門を掘っている。

それをうつぶせで、ほおづえをつきながら眺めている。

あん、あん、

あん、あん。


と、声を出すのを上から見ている。

目は、じんじんと痛んだ。
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