ホワイトタイガー
人混みの中で見つけたときからだろうか、彼を想いながら空を見上げたときからだろうか、喫茶店でおかしな洋書を見せられたときからだろうか、電車を降りたときに腕を掴まれたときからだろうか、それとも最初に一目見たときからだろうか、もしかしたら産まれる前からだろうか。

したがってしまう。そのことに理由はない。だから、いつからもさっきからもない。


女男の細いチンコを掴んでまたがろうとした。

「や、やめて、そんなのむりだよぉ」と暗がりでも解るぐらい顔を赤くしながら両手でチンコを隠すようにして私の手を包んだ。

向き合った男に表情はない。

自分の背中越しに見た女男は顔を背けており、目は合わなかった。そして向かい合わせに抱きついて、いやらしいキスをする。キスをされながら両方の親指と人差し指で、乳首をつねられている。

花の紅茶が熱湯で開くように緩んで、女男の両手はじんわりと開いていった。

細いチンコが、ずぶずぶと私の中へと入り込んでいく。


下からは酷い声、ひゃぁああとかいう変な声がするけども、水の中で聞いているよう。

濡れにくい私がこんなにもすんなりなのは、女男のチンコが細すぎるからだと思う。

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