ホワイトタイガー
白い毛皮に黒いまだらなタイガーパターンの筋模様が入っている。

それだけではない。

コートのフード部分が虎の頭と顔を摸していて、ちょうどクチの中にすっぽりと小さな顔がおさまっているのだ。

その顔の中の小さな顔は、草の匂いのするような妖精のような美少年だった。

目が合った時は自分の存在が恥ずかしく思えるほどで、目を下にそらすと細くて長い足と股間を強調するようなピタピタとした白のレザーパンツを穿いていた。

どこを見ていいのか戸惑い視線を戻すと、また良い位置に動物の耳が生えているんだ。これが。


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