ホワイトタイガー


気が付いたときにはベッドに私を真ん中にして2人が居て、天井を眺めている。なんてめちゃくちゃな川の字なんだろう。

ホワイトタイガーさんはぐぅぐぅと寝ており。女男は起きたのに気付いたのか寝返りを打った。

私にとってこの娘は超ぶあついコンドームでしかない。この娘からしてみれば、私は大きくて暖かいテンガでしかないのかもしれない。

コンドームの方から話しかけてきた。

「お、起きてる?」

無視することにした。コンドームと話す気なんてない。

「なんか、ごめんね」

なにが。

沈黙。

「なんか、あのひと、今日は機嫌悪かったみたい」

ああ、そう。

沈黙。

「なんか……なんか、あったんだと思う」

ああ、そう。

なんもない日なんてない。むしろ今日はありすぎて手に負えない。
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