♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
雷馬が、また聞いてきた。
「狼男は嫌い?」
「狼男の話なんて昔から、ゴロゴロありますから、その…あまり、かわり映えし無いと言うか」
「そお?俺は好きだけどな狼男」
雷馬は長い足を組みなおして、何故かふっと笑った。
「あの…勉強はしないんですか?」
「おい、きみ……それ、マジで言ってる?」
雷馬は眉間に皺をよせた。
すみれは、こくりと頷いた。家庭教師をしてくれと言われてココにいるはずだ。
「この俺を目の前にして?」
驚いたように目を見開く雷馬。
これまた、当たり前だというように、うんうんと頷くすみれ。
そんなすみれを見て雷馬はありえないとでもいいたげに首を横にぶんぶん振った。
「ずいぶんと変り者だな?すみれは」
「あのどうして私の事をずっと呼び捨てなんです?」
すみれの言葉を聞いて、呆れたように雷馬は肩をすくめた。
「普通、そういうの聞かなくない?
なに?
俺に呼び捨てされて、いやな訳?」
すみれは、またまた即効で頷いた。
「はい。私、あなたに呼び捨てされるほど親しくないんで」
ーーー言いたいことは、言わないとダメだ。例えそれが、学校一の有名人で、とてつもないイケメンだとしても。