♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
「ケチとかじゃないよ。

雷馬は」



「じゃあ、きっと大丈夫だって」

ライアンは また 舞香の肩に

手をまわして 自分の方へ抱き寄せてくる。


「ライアンってば」


困るといいつつ ことわれないでいる舞香。


舞香は ライアンの外国人特有の明るさや

オープンな性格に惹かれていた。


もちろん、見つめられると

息が止まってしまいそうに

綺麗に澄んだ青い瞳に

魅入られていた。



だから、

ライアンに

「今度の日曜、日本のいいところへ

案内してもらえないかな? 舞香」


そう言われて やっぱり
断れなかった。


日曜は いつも雷馬とデートだと

暗黙の了解で決まっていたけど


一度くらいなら いいかって


気軽な気持ちで


「いいよ。案内したげる」
とOKしたのだった。
< 86 / 206 >

この作品をシェア

pagetop