総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「クソ、見つかったのは初めてだ。」
ブツブツ言いながら、立ち上がる。
俺は一瞬目を疑ったが、落ち着きを取り戻しため息をついた。
「なんで、俺がわかった。」
俺より身長が低いから下から、睨みあげてくる。
大して迫力はねぇけど。
「なんでだろーね?俺鼻がいいからさ。」
くすっと笑って見せると、相手は『え?』みたいな顔をして腕を嗅いだ。
「どーした?」
「俺、そんなに匂うのか!?」
すごく焦ったような顔で俺を見る。