もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
「もしもし、沙也香?」


「優衣?」


「うん! あのね、私……、沙也香に言わなきゃいけないことがあって……、っていうか、聞いて欲しいことがあるんだけど……」


「……なーに?」


「私ね、沙也香の恋を応援するって言ってたんだけど……、あっ、でも、最初は本当に応援するつもりだったんだけど……、なんか、私も大谷のこと、好きになっちゃったみたいで……。自分でもどこでそうなったのか、よく分かんないんだけど……、だから、なんていうかぁ……」


「………………」


「ごめんね! 私、沙也香の恋を応援できないのっ。沙也香、聞いてる!?」


黙って聞いていた沙也香が、急に笑いだす。


「そんなこと、とっくに分かってたわよっ」


「えっ?」


「優衣の気持ちも、大谷の気持ちも……」


「うそっ!?」


「分かってたけど……、鈍感な優衣がなんか憎らしくて」


「なんで!?」


優衣は、携帯を持ち直した。
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