もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
「ねぇ、優衣! 私、優衣に聞いてもらいたいことがたくさんあるの」


「私も! 沙也香に話したいことがいっぱいあるっ」


それから2人は、離れていた時間を埋め尽くすかのように、夢中になって話し続けた……。


「じゃあ、明日、学校でっ」


「うん、明日ね! おやすみ」


電話を切ったあと、部屋の時計が目に入った。


「ゲーッ!」


時計の針は、真夜中の3時33分を指している。


「ヤバいよっ、まずいよっ、携帯代いくらよーっ!!」


通話時間を計算しながら、冷静さを取り戻していく。


「それにしても、沙也香があんなふうに思ってたなんて……、人の気持ちって本当に聞いてみなきゃ分かんないんだね。おじさんの言ってた通り……。あっ!」


優衣は、おじさんの悲しい顔を思いだした。


「私、おじさんに謝らなきゃ!」
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