もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
「おじさーーん!!」


3人の妖精達が、一斉に振り返った。


「おじさーん、ごめんなさーいっ! 私、ひどいこと言っちゃって……。お願いだから帰ってきてーっ」


『ユイ……』


涙ぐむ優衣を、嬉しそうに見つめるおじさん……。


2人の妖精に歩み寄り何かを告げると、優衣の方へと歩いてきた。


『外にデヨッ』


待合所を出た2人は、月明かりに照らされたラベンダー畑の真ん中の道で向かい合った。


『ワタシも、ユイに会いに行こうとしてた所ダヨ』


「えっ、じゃあ、おじさん帰ってきてくれるの?」


嬉しそうに膝まずく優衣。


けれども、


おじさんは首を横に振った。


「じゃあ、どうして?」


『……ユイに、お別れを告げるタメニ』


「お別れ!?」


おじさんは、静かに頷いた。
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