もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
バス停に辿り着いた優衣は、息を切らしながら待合所の中に入り、蒼白い街灯の明かりがうっすらと差し込むそのベンチの下を覗き込んだ。


(あっ、やっぱり!)


そこには、あの日と同じように、忙しそうに動きまわる3人の妖精達が居る。


あの時、同じ小人に見えた妖精達……。


けれども、今は、その違いも歴然としている。


1番手前に居るのは、柔道着を身にまとい白い顎髭を生やした、おじさんより年配の妖精。


その後ろに居るのは、緑色のジャージを着た、おじさんより少し若いと思われる背の高い妖精。


そして、1番奥に居る、白い2本線の入った青いジャージを着ている妖精のおじさんは、優衣にとって、もうかけがえのない特別な存在である。
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