サファイヤアンドロイドの夢
あんな奴、絶対Dじゃない。
あんな奴を送り込むなんて、人間どもは私達アンドロイドをバカにしているわ。


「ライラ。」


「なに?」


「私の名前をどう思う?」


「ジェイル?」


「いや何でもない。部屋に戻っていいぞ。」


ライラは一瞬小首を傾げたが、そのまま自分の部屋に戻った。
あまり深く物事を考えないのもライラの特徴だ。
だから私を、特別、と言うたった2文字で表現してしまえるのだろう。
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