天神学園高等部の奇怪な面々27
「うむ」

愛刀・菩薩を肩に担いだまま、静かに席に座っている善。

「とてもカラクリとは思えんな。科学の進歩という奴は素晴らしい」

言った途端に。

「うぐお!」

外した右手首をリヴリアに投げつけられる善。

「カラクリとは何事ですか、私はロボットではありません」

投げた右手首を拾い、カチャカチャとはめながら言うリヴリア。

自分で言ってて気付かんかな、この人は。

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