天神学園高等部の奇怪な面々27
旦那の敵は善の敵…とまでは言わないが。

「すまんな、やはり俺は宗主殿の懐刀でいたいのだ」

善苦笑い。

そんな彼に。

「じゃあ善君も一緒に夏休み遊んだりできるぴょん?」

五所川原越しに、バイオリン妹が話しかける。

「え…えっ?」

柄にもなくうろたえる善。

「ご、五所川原殿…夏休みも…俺と逢って頂けるのかっ?」

「んん?」

首を傾げるバイオリン妹。

「学校休みでも、友達なら会ってもおかしくないぴょん」

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