天神学園高等部の奇怪な面々27
「ま、まぁ…元気出してよ、善君…」

けしからん娘がポンと肩を叩く。

「そうです、遺伝子を残す相手など、学園にはいて捨てるほどいるではないですか。このけしからん娘など欲情する相手としては最適です」

オブラートに包まないリヴリアの発言に。

「「欲情とか言うなっっ!」」

揃ってツッコむ善とけしからん娘。

「そうだぴょん」

バイオリン妹が、五所川原越しに善に声をかける。

「五所川原君が気に入ったんなら、いつでもモフモフさせてあげるぴょん」

「……」

項垂れた顔を上げる善。

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