天神学園高等部の奇怪な面々27
橘兄妹、鷹雅、遊里。

四人で紅茶を楽しんでいると、それ程待たないうちにバイオリン弟も帰ってきた。

「さて、ようやく夕飯が食えるぜ」

舌なめずりする鷹雅。

準備は整えてあったのか、30分もしないうちに、鷹雅や遊里の前に、鉄板に載せられて香ばしい香りと食欲をそそる音を立てるハンバーグステーキが運ばれてくる。

橘ブラザーズはドミグラスソース、鷹雅は和風ソース、遊里はリクエスト通りのチーズインハンバーグマスタードソースだ。

「では…頂くとしようか」

バイオリン男子の言葉で、食事を始める一同。

「お、うめぇじゃねぇかこの肉団子!」

「鷹雅君、ハンバーグだぴょん」

鷹雅の言葉をバイオリン妹が訂正する。

食事しながら、バイオリン妹の『だーりん』の事、拓ちゃんの修行の進展具合の事など、鷹雅も交えて話は弾む。

だが。

「……」

そんな会話の中、何故か遊里は妙に無口で、食も進んでいなかった。

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