百鬼夜行の主
私は鉄パイプの中に閃光弾を入れて投げたのだ。烏天狗が目を覆う。
『閃光弾だと!?』
「来い!鬼灯!!」
私は思いっきり叫んだ。刹那、私のすぐ横を一風と首切り包丁を持った鬼灯が通過する。
それとほぼ同時に鬼灯が烏天狗を一刀両断した。
『うごぉっ…』
烏天狗が呻き声をあげ、塵になり始める。
『さすが…最強と…謳われ…たっ…鬼の…ムス、メだ…』
「え…?」
烏天狗の言葉に、私は驚愕した。
「待て!私が鬼の娘というのか!!」
私は烏天狗に問いかける。
しかし、烏天狗はなにも言わず塵と化した。