夏の君を
「秋吉って寝てる時言ってることが本音なんじゃね?」



帰り道、ぽつりと恭弥が言った。


「でもさあ、あれが本音だったら…」



秋吉くんてすっごい偽善者なんじゃ…。



それからあたしは、秋吉くんが笑う時、いつも訝しげに彼を見つめるのであった。
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