love story * 禁断の愛

出会い


そんなある日の茶道部の時間……………。


今日は初めて顧問の先生に会える日だった。

華道部と茶道部の顧問は同じ先生がやっている。

なぜか毎回顧問の先生はいなくて、先輩ばかりに教えてもらっていたが、今日は、部活に来るらしい。

正直この日を楽しみにしていた。


でも……こんな気持ちになるとは…知らなかった。

まさか自分が…。




先生の顔見た瞬間。

私の心のどこかがはじけた。


心がズキズキする……。

先生の横顔は凛々しくて、

また私の心のどこかがはじけた。




学校の帰り。

亜佐美にあの事を話した。

恋愛経験が多くて彼氏がいる亜佐美は…

『恋だねッッッッッッッ!』

と大きな声で言った。

『ちょっ…こんなとこで大声ださないでよ…。』

『ごめんごめん。でもその恋。諦めた方がいいかもね。だって相手は先生だよ?』

確かに相手は先生。

告白されても迷惑なだけだろう。

色々考えているうちに、家についた。

『本当に真結の家はおっきいしおしゃれだよねー。また呼んでよ。』

そういって亜佐美は帰って行った。

でもそれは無理かも。レッスンが忙しいから……。

ごめんね。








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