アカイトリ
まるで食うように唇を吸ってくるその男に、天花は激しく動揺する。
神の鳥では、ない…?
いや、だが…確かに同じ香りがするのに…
――朱い瞳を大きく見開いたまま絶句している天花をいいことに、黒い男は着物に手をかけ、天花の白い太腿に手をかけた。
「こりゃ上玉だ。お前は俺のものだ、絶対にてばなさ…」
天花の着物を脱がし、全裸にすると、黒い男は言葉を失くした。
形容しがたい程に美しい…。
こんなものには、はじめて出会った…。
大きく盛り上がった胸に唇で何度も痣をつけると、そこではじめて激しい抵抗があった。
「何をする!」
大きく振り上げられた手をいとも簡単に受け止めると、黒い男は天花の身体から目を離すことができずに言った。
「俺は、二世代目だ」
「…なに?」
抵抗を忘れて、覆い被さる男の精悍な顔を見る。
潰れた片目――
「親父は、神直々に造られた神の鳥だった。俺が言うのも何だが、とんでもねえ悪だったぜ」
今度は一度着たはずの上半身の服を再び脱ぎながらそう言う。
「では今はどこに…」
「死んだ。あっけなくな」
――神の鳥が…そんなにあっさり死ぬはずがない。
さらに深く問い質そうとしたところで、黒い男が天花の身体に唇を這わせ、どんどんと下へ這わせていく。
…違う。
あの男と、全然違う…!
脳裏に浮かんだ、金の髪に藍色の瞳を持った、優しい笑顔の男。
「や、めろ!」
全力で叫ぶと、黒い男が身体を起こした。
「碧の末裔を待ってるんだろ?」
「な、何を言って…」
「あいつともう寝たのか?でもお前は…処女だろ?」
長年の女遊びの経験から、黒い男は結論に至る。
「碧い鳥の末裔…親父は毎日のように碧への憎しみを俺に吹き込んだ。おかげで俺も碧嫌いでな。返り討ちにしてやる」
――不気味に歪めた笑みを浮かべながら、黒い男は再び行為に戻る。
違う、あの男とは全然違う。
「や、めろ…!そ、そう……」
名を呼びかけた。
その時、昏倒して隅に転がされていた芹生が目覚めた。
神の鳥では、ない…?
いや、だが…確かに同じ香りがするのに…
――朱い瞳を大きく見開いたまま絶句している天花をいいことに、黒い男は着物に手をかけ、天花の白い太腿に手をかけた。
「こりゃ上玉だ。お前は俺のものだ、絶対にてばなさ…」
天花の着物を脱がし、全裸にすると、黒い男は言葉を失くした。
形容しがたい程に美しい…。
こんなものには、はじめて出会った…。
大きく盛り上がった胸に唇で何度も痣をつけると、そこではじめて激しい抵抗があった。
「何をする!」
大きく振り上げられた手をいとも簡単に受け止めると、黒い男は天花の身体から目を離すことができずに言った。
「俺は、二世代目だ」
「…なに?」
抵抗を忘れて、覆い被さる男の精悍な顔を見る。
潰れた片目――
「親父は、神直々に造られた神の鳥だった。俺が言うのも何だが、とんでもねえ悪だったぜ」
今度は一度着たはずの上半身の服を再び脱ぎながらそう言う。
「では今はどこに…」
「死んだ。あっけなくな」
――神の鳥が…そんなにあっさり死ぬはずがない。
さらに深く問い質そうとしたところで、黒い男が天花の身体に唇を這わせ、どんどんと下へ這わせていく。
…違う。
あの男と、全然違う…!
脳裏に浮かんだ、金の髪に藍色の瞳を持った、優しい笑顔の男。
「や、めろ!」
全力で叫ぶと、黒い男が身体を起こした。
「碧の末裔を待ってるんだろ?」
「な、何を言って…」
「あいつともう寝たのか?でもお前は…処女だろ?」
長年の女遊びの経験から、黒い男は結論に至る。
「碧い鳥の末裔…親父は毎日のように碧への憎しみを俺に吹き込んだ。おかげで俺も碧嫌いでな。返り討ちにしてやる」
――不気味に歪めた笑みを浮かべながら、黒い男は再び行為に戻る。
違う、あの男とは全然違う。
「や、めろ…!そ、そう……」
名を呼びかけた。
その時、昏倒して隅に転がされていた芹生が目覚めた。