Love again
休み時間、明里が私の席にきてくれて話をしてる。


マサトは、飲み物を買いに行くっていってたな。


「なぁ、相沢と鈴木!中学の時のダチとかで、かわいい子紹介して?」


沢田くん、やっと話してきたと思ったら、女の紹介って。


「やだよ、沢田くん、評判悪いし!」


明里、よく言った。あたしもやだもん。


「じゃあ、相沢、中学の時の友達にかわいい子いない?」


「えっ……」

まただ。さっきの体育の時間に起きた映像が、私を一瞬フリーズさせる。


左手で額をおさえてた。


「ちひろ?やっぱ、さっきから、様子変だよ。具合悪いんじゃ……」


「ううん、違うの。たまに、アナログの……ほら、放送終了後によくある、ザーって雑音が、なんか邪魔をするの。さっきも!」


なんなんだろう。

こんなに頻繁に起きることなかった。


「それって……」

沢田君が、何か言おうとした時、私の首筋に冷たいのが当たった。


「きゃ…もう、マサト!」


「なに話してたの?」

沢田くんが、席を立って振り返ってきた。


「女、紹介頼むな!」

……絶対に紹介しないよ。いつのまにか、マサトと二人っきりで、明里もどっかに行っちゃった。


先輩のとこかな?

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