シスター
いつの間にか助手席で寝入ってしまった母親。
父親の声で起こされ、と同時にフロントガラスから外を見るとそこにあるのは
「あら…どんな家かと思ってたけど、結構素敵な作りじゃない」
ガチャリとドアを開け外に出た。
もうすぐ春だと言うのに…山の上だからだろうか少し寒い。
ブルッと震えながら見上げた新しい新居。
自分たちが引っ越して来るまで誰も買い手がいなかったのだろうか、草が覆い茂りホコリも溜まりに溜まっている。
それもそうだろう、まるで世間と距離を置くかのように山の上にひっそりと建てられてる、といった感じだ。
訪ねて来る人間などいなかったのだろう。
「まるでお化け屋敷ね」
「あぁ、幽霊なら見えないから同居しても安心だな」
2人の姉妹も窓から新居を眺めた。
「お化け屋敷みたいだね」
「本当だね」
こうなっては、2人の好奇心は止まらない。
何せ姉の恭子は19歳、妹の美佳子は17歳。
まだまだ好奇心大勢だ。
着いて早々引っ越しの手伝いなんて面倒くさい。
ガチャリ!
「ちょっと!美佳子、どこ行くの!?」
「探検よ!」
物音に気づいた母親が振り返ると…好奇心を抑えきれず手伝いから逃げ出す我が子の姿。
「危ないから暗くなる前に帰って来るのよ!」
「大丈夫よ!お姉ちゃんと一緒なんだから!」
「…恭子も?あなた、恭子も一緒らしいわよ」
まるでジャングルみたいに覆い茂った草むら。
ガサガサと2人の姉妹は進んで行く。
「お姉ちゃん、待ってよー」
「美佳子は遅いなぁ、くすくす」
都会にはない澄んだ空気。
土の香り、毎日聞いてたガヤガヤとうるさい雑踏も聞こえない。
まるで全てがスローモーションみたいにゆっくり流れてる。
「ねぇねぇお姉ちゃん」
2人がたどり着いたのは小さな池の畔。
土手に座りながら水面に写る自分達を眺めていた。
まるで、この世界には2人しかいないかのように。
「どうしたの、美佳子?」
「何だか、淋しい所だね」
「そうね」
「本当にお化けでも出そうで怖い…」
「大丈夫、お姉ちゃんが着いててあげるから」
「…うん」
そう言いながら優しく頭を撫でてくれた。
優しいお姉ちゃん。
お姉ちゃんは優しくて強くて…私と違って凄く美人。
そんなお姉ちゃんが私は大好きだ。
お姉ちゃんは私の憧れだから。
父親の声で起こされ、と同時にフロントガラスから外を見るとそこにあるのは
「あら…どんな家かと思ってたけど、結構素敵な作りじゃない」
ガチャリとドアを開け外に出た。
もうすぐ春だと言うのに…山の上だからだろうか少し寒い。
ブルッと震えながら見上げた新しい新居。
自分たちが引っ越して来るまで誰も買い手がいなかったのだろうか、草が覆い茂りホコリも溜まりに溜まっている。
それもそうだろう、まるで世間と距離を置くかのように山の上にひっそりと建てられてる、といった感じだ。
訪ねて来る人間などいなかったのだろう。
「まるでお化け屋敷ね」
「あぁ、幽霊なら見えないから同居しても安心だな」
2人の姉妹も窓から新居を眺めた。
「お化け屋敷みたいだね」
「本当だね」
こうなっては、2人の好奇心は止まらない。
何せ姉の恭子は19歳、妹の美佳子は17歳。
まだまだ好奇心大勢だ。
着いて早々引っ越しの手伝いなんて面倒くさい。
ガチャリ!
「ちょっと!美佳子、どこ行くの!?」
「探検よ!」
物音に気づいた母親が振り返ると…好奇心を抑えきれず手伝いから逃げ出す我が子の姿。
「危ないから暗くなる前に帰って来るのよ!」
「大丈夫よ!お姉ちゃんと一緒なんだから!」
「…恭子も?あなた、恭子も一緒らしいわよ」
まるでジャングルみたいに覆い茂った草むら。
ガサガサと2人の姉妹は進んで行く。
「お姉ちゃん、待ってよー」
「美佳子は遅いなぁ、くすくす」
都会にはない澄んだ空気。
土の香り、毎日聞いてたガヤガヤとうるさい雑踏も聞こえない。
まるで全てがスローモーションみたいにゆっくり流れてる。
「ねぇねぇお姉ちゃん」
2人がたどり着いたのは小さな池の畔。
土手に座りながら水面に写る自分達を眺めていた。
まるで、この世界には2人しかいないかのように。
「どうしたの、美佳子?」
「何だか、淋しい所だね」
「そうね」
「本当にお化けでも出そうで怖い…」
「大丈夫、お姉ちゃんが着いててあげるから」
「…うん」
そう言いながら優しく頭を撫でてくれた。
優しいお姉ちゃん。
お姉ちゃんは優しくて強くて…私と違って凄く美人。
そんなお姉ちゃんが私は大好きだ。
お姉ちゃんは私の憧れだから。