不良狼は一途に溺愛中
「いつも、ちょっと密着し過ぎかな…とは思いますけど、鬱陶しく感じたことはないです…。蓮と一緒に居る時間…好きなので…。」
最後の方は恥ずかしそうに声を小さくしてしまった柚だけど、俺にも兄貴にもハッキリと聞き取れた。
「柚、今の…マジ?」
「うん…。」
コクンと頷く柚の耳は真っ赤に染まっていた。
やべぇ…。
ものすごく嬉しい。
みるみるうちに笑顔になっていくのが自分でも分かる。
先ほどまで抱いていた不安は、どこかへ消えてしまった。
「柚ちゃんにこんな風に言ってもらえるなんて、お前…幸せ者だな。」
「ああ。」
本当に…そう思う。
今の言葉に限らず、俺は…いつも柚からたくさんの幸せを貰ってるんだ。