不良狼は一途に溺愛中
「柚ちゃんの愛は、蓮に負けないぐらい強いのね〜!」
キッチンに行っていた美咲さんが紅茶とケーキを運んできた。
なんとも微笑ましそうな表情だ。
「えぇっ、そ…そうでしょうか…。」
「うん!二人とも凄くラブラブな感じ!」
ふふ、と笑いながら話す美咲さん。
その言葉に俺と柚はタイミングよく顔を見合う。
真っ赤な柚の頬。
まじまじと見たら、俺も何だか照れくさくなってしまい、顔に熱が集まってくるのを感じた。
「おっ、クールな蓮が照れてる。これはまさに柚ちゃん効果だな。」
「…………。」
興味深そうに笑みを浮かべる兄貴をギロリと睨んだが、その通りなので何も言えない。
黙ったまま、サッと視線を柚の方に戻した。