不良狼は一途に溺愛中
その後も、美咲さんや兄貴に、俺と柚が付き合うことになるまでの経緯を散々…説明するハメに。
気付けば夜になっていた。
夕食、そして…入浴を済ませた後。
俺はリビングのソファーに座りながら、ふぅ…と一息ついた。
こんなに喋った日、今までになかったな…。
特に運動したわけでもないけれど、妙に疲れてしまった。
こんなことなら、いつもどおり…俺の家で柚と一緒に過ごせば良かった…。
小さくため息を漏らすと、兄貴がクスクスと笑い出した。
「お前、柚ちゃんがいないと…ものすごく静かだな。」
「だから何だよ。笑うんじゃねぇ。」
チッと舌打ちしながら兄貴を睨んだ。
柚は今、風呂に入っている。
美咲さんは俺たちが寝るための布団を準備してくれているので、リビングには俺と兄貴の二人だけだ。