一生忘れられない恋…
途中のコンビニで明日の朝のパンと、部屋で飲むお茶を買って帰る。
部屋に入って電気を着け、一息入れる。

留守電が入ってないかチェックしてみたが、入っていないようだった。
なーんだ……。ちょっとガッカリだ。
そう思いながら服を脱ぎ、メイクを落とす。
その間に、お風呂にお湯を溜めておいて、と…。

お風呂にお湯が溜まるまでの間、最近ハマっている、顔のマッサージ。
マッサージ用のクリームは、カネボウのBIOってゆうブランドのやつ。
本当は、DSのコスメコーナーのおねぇさんにもっと高いのをすすめられたんだっけ。
でも、そんな高いの買えないってゆったら、こっちの安いのを出してもらった。

本当はまだマッサージなんてしなくていい年齢のような気もしてたケド、
少しでも、自分を磨きたかった。
だって、若いのは今だけだから…。
自分に価値があるうちに、少しでも価値を高めたかった。

若さだけが全てじゃないっていうのは、本当だけど、でもキレイ事だと思う。
いつかは、自分も歳を取るなんて、考えたくもないし想像も出来ないよ。
アタシみたいに、たいして可愛くも無い、田舎娘で頭も良くない女は若くなかったら
多分、何の価値もない。

そんな事を考えながら、マッサージ・無駄毛の処理・お風呂といつものフルコースを
こなしてゆく。

お風呂上りは、痩せるジェルでウェストを重点的にマッサージする。
ディオールのスヴェルトは、かなり効くらしいけど、流行りすぎてて
お店じゃあなかなか手に入らなくなってるらしい。
だからあたしが使っているのは、DSで買ったプチプラ物だけど問題ない。

だって、気休めにやってるだけだから。
毎日の腹筋・腕立て・背筋は陸上をやっていた頃からの日課だから、
現役を引退してからも、アタシの体には程よく筋肉が付いていて引き締まっている。
顔と服装には若干自信がない私だったが、スタイルだけはちょっと自信があった。

まぁ、身長が155センチ位しかない事と、胸がBカップしかないのは不満だったけど。

そうこうしているうちに、いつのまにか9時過ぎていた。
その時、不意に電話のベルが鳴った…。


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