一生忘れられない恋…
そうはいっても、10年以上前の田舎の女子高生だ。
深い関係になったのは、年下の生徒会君だけで、他は可愛いもんだった。
しかも、今時の子からは考えられないだろう…。
その生徒会君とも『最後まで』は出来なかった。


だから、私は微妙に清いままで、高校生活を終えた。

生徒会君とは、私が東京に出る事がきっかけで別れる事になった。
でもまぁ、ヒドい事に私は全然寂しくなかった。

憧れに憧れた、花の都会(笑)『東京』に旅立つのだから。
彼には悪いけど、その頃ハマり始めた某ビジュアル系バンドのヴォーカルに
夢中だったし、早く東京でライブに通いまくりたくてしょうがなかった。
その他にも、クラブに行ったり、雑誌に載っているお店で服を買ったり、
あわよくば、街頭スナップにキャッチされないかなぁー?
などと、アホな事ばかり夢見ていた。
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