略奪愛の結末
「失礼します。」
病室に入るとベットの小さいふくらみに近づく。
点滴がぶらさがっていた。
恐る恐る近づいていくと
変わり果てた彼が眠っていた。
私はあまりの衝撃に 声が出そうになって
慌てて抑える。
小さくなった彼は別人のようだった。
テニスが好きで 日焼けした顔
最近中年太りだと 悩んでいたあの頃とは
全く違う顔がそこにはある。
もう老人のような寝顔に私は信じられずに首を振った。
走馬灯のように彼との日々が流れる。
初めて人を好きになった。
初めて裸の私を愛してくれた・・・・。
そして 女にしてくれた。
「司さん……。」
愛して愛して それ以上に辛くて切なくて
不倫の代償に絶対に負けたくないと必死に
しがみつく・・・・。
いつかいつか 彼を私だけのものにしたい
それだけだったのに
子供が宿って嬉しかったのに 彼が泣きながら哀願した。
「頼む…中絶してくれ……。」
あの頃は口を開けばそう言って私に詰め寄った。
絶望した。泣いて泣いて 一人で育てて行こう
そう決意したのに……
子供はお腹の中で 死んでしまった。
「もう二度とあなたのような人を愛さない。」
私はそう告げて 彼の元を離れたんだった。
病室に入るとベットの小さいふくらみに近づく。
点滴がぶらさがっていた。
恐る恐る近づいていくと
変わり果てた彼が眠っていた。
私はあまりの衝撃に 声が出そうになって
慌てて抑える。
小さくなった彼は別人のようだった。
テニスが好きで 日焼けした顔
最近中年太りだと 悩んでいたあの頃とは
全く違う顔がそこにはある。
もう老人のような寝顔に私は信じられずに首を振った。
走馬灯のように彼との日々が流れる。
初めて人を好きになった。
初めて裸の私を愛してくれた・・・・。
そして 女にしてくれた。
「司さん……。」
愛して愛して それ以上に辛くて切なくて
不倫の代償に絶対に負けたくないと必死に
しがみつく・・・・。
いつかいつか 彼を私だけのものにしたい
それだけだったのに
子供が宿って嬉しかったのに 彼が泣きながら哀願した。
「頼む…中絶してくれ……。」
あの頃は口を開けばそう言って私に詰め寄った。
絶望した。泣いて泣いて 一人で育てて行こう
そう決意したのに……
子供はお腹の中で 死んでしまった。
「もう二度とあなたのような人を愛さない。」
私はそう告げて 彼の元を離れたんだった。