略奪愛の結末
「今夜 ちょっと人を連れてきたいんだけど。」
マリが言った。

「人って?」

「内緒。でも大丈夫?」

「うん。夕飯でしょう?大丈夫よ。
彼氏?誰なの?知りたいわ。」

「だから秘密~~。」

マリに恋人ができたのか
最近 マリはとても美しくなった。


「ごちそう作るわ。」

「いいよ~別に いつもの通りで。
6時くらいでいい?」

「わかったわ。」

いつまでも引きずってはいられない。
マリの人生に 転機が訪れている。


私は 両親の分まで マリを責任持って
送り出さなければいけない。


両親にわがままを言って 命を奪ったのは私だった。


「ね マリ 恋人?」

「いいから~秘密だって。」

その夜 訪れたのは 篤朗の兄の卓朗だった。

「ひさしぶり。」

「え?やだ 何?まさか・・・・・?」

私はマリが招待したのが なぜか卓朗なことに混乱した。

「篤朗の家の前で会ってから よくしてもらってるの。」

「付き合ってるの?」

心臓がどきどきした 正直あまり好きじゃない。

「まさかでしょ~~ね?」

マリの屈託のない笑顔に救われた。

「まさかでしょ?メグの宝物にそんな簡単に
手を出すわけがないよ。」

何だか二人に小馬鹿にされているようで ムッとしてきた。
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