略奪愛の結末
篤朗の両親は予想通りとても喜んでくれた。

「可愛いお嫁さんに孫まですぐできるなんて
嬉しいわね~。」

篤朗の母親が喜んでくれた。

「よろしくお願いします。」

姉がそういうと深く頭を下げた。

「おねえさんもご苦労さま。
これからはおねえさんも 自分の楽しみたくさん
してください。妹さんのことは安心して。」

「はい。
心強いご両親もいらっしゃって本当に安心です。
私は少し自分のために生きてみます。」

「それがいいわ。
あなたは本当に素敵な女性だからきっと
幸せになれると思うの。
うちの卓朗は…ダメよね?」

「私はまだ結婚とかは…旅行行ったり何か資格とったり
自分のためだけに楽しみます。」

篤朗を盗み見した。

悲しそうに姉を見つめている。
  

激しい嫉妬
だけど それだって今にきっと

私だけ見つめてくれるようになる。
だって

私は家族になるんだもの。


姉は貯金通帳を私に渡して 

「マリのために貯めていたものなの。
最初はおとうさんとおかあさんがマリのために
って貯金してたものだったんだけど
あれから私が 貯金していたの。」

私はその貯金通帳を見て驚いた。

「うわ…すごい……。」
両親が亡くなってから
姉は毎月に二万円を私のために貯金してくれていた。


「これはマリの結婚資金に貯めていたものだから
ここから結婚式のためにつかったら
あとはマリが好きに使って。
その代り もう私の貯金は終わりにするね。」

胸が熱くなった。
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