略奪愛の結末
「今さら…って思ってるよね。
こんなことになる前から おねえちゃんのことずっと
気になってたんだ。
最初は強烈な嫉妬…嫉妬で気が狂いそうだった。
篤朗はね私の望むことなんでもしてくれたけど
愛してくれたことはなかったの。
それをずっと受け入れられなかった。
篤朗って…かっこいいよ。そういうとこ
大嫌いだけど…めっちゃかっこいいんだよね。」
私は何も言えなかった。
「篤朗は 家族にはなってくれたけど
男にはなってくれなかった。悔しいけど
篤朗のおねえちゃんへの愛は崩せなかった。」
「私たちはもう終わったんだよ。
会ってもないし…言葉すら交わしてないし。」
「わかってる。
そんな裏切りがないのは二人を知ってる私が
一番わかってるよ。だから…悔しかった。
おねえちゃん 篤朗の背中にまだ 爪の痕残ってるよ。」
「え?」
一瞬何のことかわからなかった。
「おねえちゃんのメッセージ
篤朗は私のものだから・・・・でしょ?」
傷痕はすぐに消えると思っていた。
「その時は…そうね素直に言えば負け惜しみだった。」
「おねえちゃんも人間なんだなって思った。」
「そうよ 人間よ。私だって企みも嘘もあるわ。
それを必死でかくしてる卑怯者なの。」
「篤朗のこと まだ好き?」
マリが笑った。
私はとても素直には答えられなかった。
必死に言葉を探すけど……心は隠せなかった。
こんなことになる前から おねえちゃんのことずっと
気になってたんだ。
最初は強烈な嫉妬…嫉妬で気が狂いそうだった。
篤朗はね私の望むことなんでもしてくれたけど
愛してくれたことはなかったの。
それをずっと受け入れられなかった。
篤朗って…かっこいいよ。そういうとこ
大嫌いだけど…めっちゃかっこいいんだよね。」
私は何も言えなかった。
「篤朗は 家族にはなってくれたけど
男にはなってくれなかった。悔しいけど
篤朗のおねえちゃんへの愛は崩せなかった。」
「私たちはもう終わったんだよ。
会ってもないし…言葉すら交わしてないし。」
「わかってる。
そんな裏切りがないのは二人を知ってる私が
一番わかってるよ。だから…悔しかった。
おねえちゃん 篤朗の背中にまだ 爪の痕残ってるよ。」
「え?」
一瞬何のことかわからなかった。
「おねえちゃんのメッセージ
篤朗は私のものだから・・・・でしょ?」
傷痕はすぐに消えると思っていた。
「その時は…そうね素直に言えば負け惜しみだった。」
「おねえちゃんも人間なんだなって思った。」
「そうよ 人間よ。私だって企みも嘘もあるわ。
それを必死でかくしてる卑怯者なの。」
「篤朗のこと まだ好き?」
マリが笑った。
私はとても素直には答えられなかった。
必死に言葉を探すけど……心は隠せなかった。