略奪愛の結末
篤朗も時間を作って行ってみると言ってくれていた。
そこで姉と篤朗が出会うことを願いながら

「ただ 親子競技の時に出てくれて
応援してくれたらいいの。
飛勇は活発で負けず嫌いだから…おねえちゃん
お願い……。」

「飛勇だって私が行ったら驚くでしょ。」

「大丈夫 ママは具合が悪いから
おばちゃんにお願いしたって言っておいたから。」

「ずいぶん勝手に決めるのね。
もし私が来れなかったらどうするつもり?」

さすがに姉も不機嫌な表情になった。

「突然言われても 暇じゃないし。」

「ごめんね。ギリギリまでいくつもりで
いたから……だけど…何もできないから
飛勇に申し訳なくて…おねえちゃんはスポーツも
得意だったから……お願い……。」

姉からしたら 本当に自分勝手だと思っているだろう。

だけど時間がない。
中途半端にしてはおけないから


「これからもちょくちょく甘えていい?
おねえちゃんのできる時でいいから……
もうすぐまた入院になるし……飛勇のこと
お願いしたいんだ。」

「お願いって言ったって……。」

「そのほかのことはママや真紀さんにも甘えるし…
ただおねえちゃんにも手を貸してほしいの。」

裏切り者の妹が
産んだ 愛する人の子供を お願いしたい なんて
調子のいいこと言われて……

だけどわかってるんだ。
姉も飛勇を愛おしいと思ってくれている。
飛勇にはその魅力がたくさんあるから・・・・・。
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