略奪愛の結末
あいつはまだ メグさんに興味があるのか・・・。

思えば 俺がメグさんに興味を持ったのは
兄貴に落とせない女がいるというところだった。

とっかえひっかえ女を連れてくるわりには
メグさんに対しては執着していた

メグさんに会えば その気持ちもわからなくはないけど。

「あいつにちょっかいかけられないように
気をつけなきゃな……。」

まだ俺とメグさんの間には約束がないから。

なつかしい風景が広がってきた。


帰ってきた……。

メグさんもそろそろ仕事が終わる時間だな。

携帯を出してメールする。


『メグさん 腹すいた……。』

少ししてから返事が戻ってきた。

『お疲れ様。今日も頑張ったのね。
私も今 終わったとこなの。今日はマリがいないから
簡単にご飯するつもり。篤朗は栄養のあるもの
食べなさいよ。』

メグさんの使う地下鉄駅についた。

『もう地下鉄に乗った?』

『今 向かってる。寒いよ~~
こっちはもう冬だよ。』

入口に立つと 愛しい女の姿が見えた。
木枯らしに 身を縮めて歩いてきた。

駆け寄って寒そうな体を抱きしめたい衝動を
必死に抑える。

俺に目もくれずに 入口に入ろうとするメグさん

おいおい・・・・

俺はメグさんの腕を慌ててつかんだ。

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