略奪愛の結末
逸る心で飛行機に飛び乗った。
メグさんにはまだ連絡はしていなかった。

札幌に戻ったら
出張で来てると連絡しよう
きっと驚くだろう。


千歳空港について
JRの改札についたときだった。

「よう。やっぱりお前か。」

俺の前に スーツケースを持った兄が立っていた。

「あ……。」

「全然連絡よこさないから どうしてんだって
言ってたけど 何 出張か?」

相変わらずの上目線。

「ああ。」

「おまえも出張なんかできるのか?
どんな会社だ まったく。」

言っとけ バカ・・・・。

「俺はこれから ニューヨークだ。
毎月 行かされるから まいっちゃうよ。」

自慢げだな 相変わらず。

「堕ちないように祈ってるわ。」

歩き出そうとしたときだった。

「おまえさ メグの妹の家庭教師してたんだって?」

いきなりなんだよ

「頼まれてバイトしたけど?」

「そっか じゃあ メグに挨拶でもしておかなきゃな。」

「何で?」

「弟が世話になったからだよ。」

ふざけんな バカヤロ・・・・・。

会いたくない人間にあってしまって
心が折れそうになる。
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