略奪愛の結末
篤朗は姉より二学年下だった。
高校の時の後輩だった篤朗は 姉には
私と同じ 子供扱いを受けていた。

「まったく…俺のプライドもメグさんに
かかればボロボロだよ。」

「お姉ちゃん けっこう厳しいでしょ?」

「けっこう?いやいやあれは鬼だね。
マリはこんなに天使のように可愛いのに。」

天使?可愛い?

その言葉にキュンとしてしまった。

「篤朗には彼女とかいないの?」

「いるよ~~俺なんかモテモテだからね。」

姉がコーヒーを運んできて

「いたら 日曜日までここに来ないでしょ。」

そういうと去って行った。

篤朗はいたずらっぽい目で私を見て

「な?ひどいだろ。
ちょっとは 男の見栄っちゅーものを優先してくれって
マリはあんなに可愛げのない女になるなよ。」

「仕事しないなら コーヒー撤収するわよ。」

姉が叫んだ。

「こわ~~~。」

「篤朗ってなんか…マリの学校の男子と
あんまり変わらないね。」

「え?」真顔になる篤朗。

「14歳と変わらないって~~。」
姉が爆笑してる。

篤朗が来てから私たちに笑顔が増えた。
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