愛しいを知るまで。


-友輔SIDE-



花が俺を悲しい目で見ながら優しく頭を撫でる。



…花?



前に俺が受験まっさかりのなか慎輔と俺と花で誰がカレカノ作るか勝負した。



受験生だからムリだよ。なんていったけど…





俺には花しか見えてない気がする。

だから俺の高校も頑張って入って、今ではサッカー部のマネージャーも頑張ってる。

俺の高校のサッカー部は人気で、200人近くいる。


名門校だからね。






でも花は事務所に入って芸能人やる夢を諦めまでここに入ってきた。……なんでだ?


俺のためだったら…………なんてはかない夢のまた夢。






"それが俺が手を伸ばすのを拒んだためにあんなことになるなんて……"






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