純情♡SWEETIE
地面を蹴って助走する足が、

地面から離れる。

つっくんの体がふんわり宙を舞って、

背中から静かにマットに落ちる。

なんて人の体はしなやかで綺麗な曲線を作るんだろう。

あたしはうっとりと見とれてしまった。

「毬乃!」

名前を呼ばれてハッとする。

つっくんがあたしに向かってVサインを送った。

バ-はびくとも動いてなくて、

つっくんの後ろには誰もいない。

もしかして優勝?

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