純情♡SWEETIE
SIDE毬乃

暑~い

夏ってどうしてこんなにダラダラしちゃうんだろ。

タンクトップ一枚でコロンとベッドに転がる。

「何そのカッコ色気無いなあ。」

わあっ

「兄貴!!ノックくらいしてよね。」

「見られて困るようなもんもないくせに。」

「な、何よどうせ和実ちゃんみたいに胸ないですよ~だ。」

全部成長ホルモンが身長に行っちゃうみたいで、

ほかが全く成長しない。

周りの女の子が、ふんわりとあちこちにお肉がついて

女らしい体になるのに、

わたしってばヒョロヒョロと身長ばっか伸びて男の子みたい。

「お前また身長伸びた?」

「う~ウザイ兄貴出てって!!」

クッションを思いっきり投げつけてやった。

あははと笑う兄貴。超ムカつくんですけど。

「和実がお茶一緒にどうかってさ。」

クッションをポンと投げてかえされ。

「ケ-キだぞ?」


「すぐ行く!!」

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