蘭蝶Ⅲ【完】
しばらくすると、ポツン…と千夏が話し始めた



千夏「あたし…もう、お母さんの人形はやめる。

蓮や皆にも…謝らなきゃ」


桜「ん…そっか…。ねぇ…千夏はさ、まだ誰かと付き合うのは怖い?」


千夏「…正直、怖いよ。また、いなくなるかも…って思ったら。

でも…前に進まなきゃずっとそのままだから。

だから…少しずつ、前に進むね?」


桜「うん。ゆっくりでいいから…一緒に前に進もう?」



あたしは、千夏に手を差し出す



千夏「…うん。ありがとう…桜」



千夏がぎこちなく、でもしっかりとあたしの手をつかんだ


千夏…照れてる…?

顔が、少し赤いぞ?


桜「千夏…照れてるでしょ?」

千夏「照れてないし!千夏が照れるわけないでしょ!?」


桜「ふふっ。はいはーい」


千夏「何それ!?絶対信じてないでしょ!?」


どうやら…ぶりっこはなくなっても、気が強いのは健在みたいです

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