アリスと不思議な国
「一体何!?何が起こっているの?!」
「アリス驚きすぎ。…たぶんあれだろ?俺の時と一緒。」
「てことは、このバラたちも魔法をかけられていたの?」
「そういうことだろ。ほら、出てきた。」
光が弾けると、バラの中からそれぞれの色の服を着た妖精たちが飛び出して来ました。
「やっと出られたわ。良かったですわねぇ、お姉様。」
「ええ、本当に良かったわ。…あなたよね?わたくし達を助けてくれたのは。」
お姉様と呼ばれた、真っ赤な服を着た妖精はアリスの方を向き言いました。
「助けたも何も、私はただイナバに怒っただけよ。」
「ねぇ。」とイナバに同意を求めるようにアリスは言います。
「あら、そうなの?でもまぁ、助けられたのは事実ですし…本人がどう思っていようとお礼は言わせてもらいますわ。」
「さぁ、妹たち。」
彼女がそう続けると、ササッと回りにいた妖精たちが「はい、お姉様」と集まり、どこからか楽器を出しました。
「うふふ、これはわたくし達からの感謝の気持ちよ、どうぞ受け取って♪」
赤い服を着た妖精はアリスとイナバに向かって微笑みかけたあと、リズムよく小さなタクトを振り始めました。
「アリス驚きすぎ。…たぶんあれだろ?俺の時と一緒。」
「てことは、このバラたちも魔法をかけられていたの?」
「そういうことだろ。ほら、出てきた。」
光が弾けると、バラの中からそれぞれの色の服を着た妖精たちが飛び出して来ました。
「やっと出られたわ。良かったですわねぇ、お姉様。」
「ええ、本当に良かったわ。…あなたよね?わたくし達を助けてくれたのは。」
お姉様と呼ばれた、真っ赤な服を着た妖精はアリスの方を向き言いました。
「助けたも何も、私はただイナバに怒っただけよ。」
「ねぇ。」とイナバに同意を求めるようにアリスは言います。
「あら、そうなの?でもまぁ、助けられたのは事実ですし…本人がどう思っていようとお礼は言わせてもらいますわ。」
「さぁ、妹たち。」
彼女がそう続けると、ササッと回りにいた妖精たちが「はい、お姉様」と集まり、どこからか楽器を出しました。
「うふふ、これはわたくし達からの感謝の気持ちよ、どうぞ受け取って♪」
赤い服を着た妖精はアリスとイナバに向かって微笑みかけたあと、リズムよく小さなタクトを振り始めました。