プリンセスの特別な事情
思い出


「りーこっ!ごめんお待たせ!」


急いで行くと莉子は本屋さんのカフェスペースの中に居た。


「あー、うん。大丈夫。さーて、どこに行く?」


「ここら辺なんかあったっけ?」



「んー、特にないかな…。何駅か行けばあるけど降りるの面倒だよねぇ…。そうだ!真紘今日家に来て泊まって行かない?」


「あ、良いよ!おばさん優しいし、ありがたいです」



莉子の提案を受ける。

本当に莉子の家は広いしおばさんも優しいし居やすい。本当は何日でも居たいくらい。



「あ…あのぅ、真紘?お願いがあるんだけどさ。料理、作ってくれない?」



「え、良いけど…おばさんは?」


「今日からパパとママ2人で旅行なの…」


ええと、つまり。莉子は両親が家から居なくなってしまいさみしいので私を呼ぼうとしているということ。


< 11 / 59 >

この作品をシェア

pagetop