プリンセスの特別な事情
お風呂からあがると私の机の上に莉子が用意したであろうメイク道具がすごい量並べられていた。
これ全部使うのかな…。
「あ、真紘おかえりー」
「莉子、これ全部使うの…?」
ちょっと引き気味で笑いながらいうとりこは、もちろんと笑った。
「真紘はさ、もったいないよね。メイクとか全然しないし」
「だってもともと顔が濃いからさ…」
そう笑うと莉子はむっという顔をした。
「じゃあ私がちゃんとやってあげる。絶対真紘が納得するようにしてあげる」
そう言って莉子は頼もしい笑顔を見せた。
